1985-12-10 第103回国会 衆議院 本会議 第11号
すなわち、「我が国農業再建のため労農提携の幅を広げ、広く市民運動とも手を組む」と。日農運動の大きな新しい目標を提示しておられるのであります。その意気まさに天をつき、二十万組合員の君に期待するところ極めて大きかっただけに、在任二カ年に満たぬ間の君の死は、君自身の無念はもとより、組合員の悲嘆の集まるところ、全日農の損失はかるべからざるものがある次第であります。
すなわち、「我が国農業再建のため労農提携の幅を広げ、広く市民運動とも手を組む」と。日農運動の大きな新しい目標を提示しておられるのであります。その意気まさに天をつき、二十万組合員の君に期待するところ極めて大きかっただけに、在任二カ年に満たぬ間の君の死は、君自身の無念はもとより、組合員の悲嘆の集まるところ、全日農の損失はかるべからざるものがある次第であります。
農業を軽視する政府の財政政策」が、「全人口の殆んど半分が農耕に従事しておる国において、長期に亘つて農業機構を蝕み来たつた害悪の顯著なるもの」の一つであると指摘せられ、従つてその故にこそ農地改革が指令せられたのでありますが、その指令中にも、耕作農民が「合理的なる利率にて長期又は短期の農家貨付金を利用し得ること」や、「農業協同組合運動を育成奬励」するための方策樹立が指示せられておるのでありまして、我が国農業再建